その中で、自分にできること

今年はワールドカップが開催されており

世界中で盛り上がりをみせています。

 

サッカー観戦が好きな私たちは

日本代表の試合をはじめ、

ほとんどの試合を

フルタイムで観戦しております。

 

そんな中で

ひときわ目を引かれる選手がいます。

 

今回はそのお話。

 

その選手は、

ノルウェー代表の

アレクサンデル・セルロート選手です。

 

スペインの名門

アトレティコ・マドリードに所属する、

195cmの長身

30歳のフォワードの選手です。

 

圧倒的なフィジカルが特徴ですが

スピードと足元の技術があるのも

現代的で魅力のある選手だと思います。

 

主に中央付近で構えて

その圧倒的なフィジカルを駆使した

力強く泥臭さもあるプレーが

個人的に大好きです。

 

そんなセルロート選手の

ノルウェー代表での試合は

今大会で初めてしっかり見ました。

 

今大会ではサイドライン近くに立つ場面が多く

右ウィングのような役割に見えます。

 

少し窮屈そうに見える場面もあり

本来の持ち味を

そのまま出すのは

簡単ではないのかもしれません。

 

中央には、

エースでありスター選手でもある

25歳のハーランドが立っています。

 

ハーランドは

今大会でも得点を重ね、

期待通り、あるいはそれ以上の働きを

見せています。

 

一方、セルロート選手は

数字だけを見れば

目立つ結果はまだ出ていません。

 

でも

試合を通して見ていると

セルロート選手は

力強くチームを支えていました。

 

体格を活かして、

ロングボールの収めどころに。

ウィングの選手として、

攻守にわたってサイドライン際を奔走。

逆サイドから攻める時は

中央に走り込みハーランドの囮に。

 

年下の大エースが

力を出せるように

その手前の役割を

黙々と引き受けているようにも見えました。

 

また

勝利の後のパフォーマンス

バイキングロウでも

先頭で皆を盛り上げる姿がありました。

 

慣れていることを

やっているようには見えないけれど、

チームが勝つために、

与えられた役割の中で

自分ができることを

淡々とやっている。

 

そんな姿が

なんだか印象に残りました。

 

誰だって

自分の良さを出したいし

力を発揮しやすい場所で

活躍したいと思うものだと思います。

 

でも

いつもそうできるとは限らない。

 

上には上がいる、

ということは

多分どこにでもあるのだと思います。

 

いちばん前に立つ人がいて

いちばん目立つ人がいて

そこに並ぶと、

自分の立ち位置が

見えてしまうこともある。

 

そういうときに

ただ比べて小さくなるのではなくて

その中で自分にできることを

ちゃんとやる。

 

その姿勢に

強さがあるのかもしれません。

 

それは

無理に自分を大きく見せることとは

少し違うように思います。

 

今いる場所や

今あるものをちゃんと見て

その中で自分の特徴を

どう活かせるかを考えること。

 

派手ではなくても

泥臭くても

その場所でちゃんと光ることは

できるのかもしれない。

 

セルロート選手を見ていて

そんなことを思いました。

 

自分の立ち位置を知ることは

少し悔しさもあるのかもしれません。

 

でも

その中でできることを

まっすぐやる姿には

不思議と勇気をもらいます。

 

KOCAGEも

自分たちの場所でできることを

ひとつずつ重ねていけたら

いいのかもしれません。

 

そんなことを思いながら

今日もお菓子を焼いています。