なんでもない日に、お菓子を買うこと

たまに

今日はなにもしなかったなぁ

と思う日があります。

 

でも、よく考えると

何もしていなかったわけではなく

いつものことが

いつも通り過ぎていった日

なのかもしれません。

 

毎日には

それぞれにやることがあって

それぞれに会う人がいて

同じようで少しずつ違う

それぞれの世界が流れています。

 

ただ、それが繰り返しになると

いつの間にか

特別なこと、ではなくなって

いつものこと、になっていく。

 

ちゃんと一日を過ごしていても

ちゃんと何かをしていても

それが少しだけ違うことだったとしても。

いつの間にか

日常に溶けていくように感じます。

 

KOCAGEに立っていると

日常の流れの中で

焼き菓子や飲み物を選んでくださる方に

たくさん出会います。

 

特別な用事がある日や

何か大きな出来事があった日

というわけではないのかもしれません。

 

でも、

焼き菓子をひとつ選んで帰る。

焼き菓子と飲み物で少し休んでから帰る。

 

そういう時間が

その日に少しだけ印象を残すことも

あるのではないかなぁ

と思うことがあります。

 

大きく何かが変わるわけではない

そのまま過ぎていくはずだった

なんでもない一日に

小さな出来事がひとつ加わる。

 

あとから思い返したときに

「あの日、KOCAGEに寄ったなぁ」

と、

その日は少しだけ色がついて

輪郭が少し残るような感じ。

 

焼き菓子は

そういう日の出来事として

どこかちょうどいい気がします。

 

大きすぎず

でも、何も残らないわけでもない。

 

今すぐ食べてもいいし

少しあとにとっておいてもいい。

その人のタイミングで楽しめる。

 

日常の中に焼き菓子は

よく似合うのかもしれません。

 

なんでもない日はあっても

何もない日はない。

 

忙しなく

いくつものことが連なりながら

重なっていく。

 

なんでもない日常の中で

KOCAGEがほんのすこし

彩りになれたらうれしいなぁ

なんて思いながら

今日もお菓子を焼いています。