いつも同じであり続けること

いつも同じであり続けること。

 

そんなことを、

ふと考えました。

 

例えば、お菓子。

いつも美味しいお菓子を出したい。

そう思って、

毎日お菓子を焼いています。

 

でも、

まったく同じお菓子を

つくっているわけではありません。

 

材料の状態も違えば、

気温や湿度も作り手の調子も違う。

 

同じようにつくっているつもりでも、

少しずつ違いが生まれます。

 

それでも、

いつものお菓子です。

 

今日できる、

今日のベストショット。

 

そんな感覚なのかもしれません。

 

いつも同じでありたい。

 

でも、

厳密には同じではない。

 

そう考えると、

なんだか不思議です。

 

人は、

同じであることに

安心感を覚えることがあります。

 

いつもの場所。

いつもの景色。

いつもの味。

 

そこに変わらず在るものが、

なんとなく心地よかったりします。

 

一方で、

いつもと違うことに

心が弾むこともあります。

 

新しいものに出会って、

うれしくなることもあれば、

いつものものがなくなって、

少し寂しくなることもある。

 

変わることが、

いつも良いわけでもない。

 

変わらないことが、

いつも良いわけでもない。

 

そういうものなのだと思います。

 

そもそも、

本当に同じものなんて、

あるのでしょうか。

 

昨日と今日では、

同じ場所でも、

そこにあるものが少しずつ違う。

 

同じ人と話していても、

昨日と今日では、

話すことも感じることも違う。

 

それでも、

私たちは同じものとして捉えています。

 

少しずつ変わっているのに、

同じであり続けている。

 

変わらないものの中にも、

変化がある。

 

変化していくものの中にも、

変わらないものがある。

 

そんなことを考えていると、

いつも同じだと思っていたものも、

本当は、

その時にしかないもの

なのかもしれません。

 

昨日のお菓子も、

今日のお菓子も。

 

同じお菓子だけれど、

同じではない。

 

そんな違いも含めて、

いつものお菓子なのだと思います。

 

同じであり続けること。

 

それは、

変わらないことなのか。

変わり続けることなのか。

 

そんなことを考えながら、

今日もお菓子を焼いております。